☆満員電車だ。
☆女性専用車両だ。
☆携帯電話の使用を注意するアナウンスが流れる。
☆駅に着くたびに「撮り鉄」の方々がお待ちかね。
☆終点がお年寄りの原宿・巣鴨。
☆機械伯爵がT-800型ターミネーターだ。
☆車掌さんが嶋田久作(帝都物語バージョン)だ。
☆メーテルがハイヒール・リンゴだ。
☆鉄郎がえなりかずきだ。
☆クレアさんの体がプラスチックだ。
などとくだらないこと考えてたらラストシーンがよみがえる。
鉄郎に口づけるメーテル。
ホームには発車のベルが鳴り響く。
鉄郎から離れ999に乗り込むメーテル。
「私は、あなたの想い出の中にだけいる女。私は、あなたの少年の日の心の中にいた青春の幻影。」
ドアが閉まり、汽笛と共にゆっくりと走り出す列車。
鉄郎はドア越しにメーテルを見つめながら歩き、メーテルも優しく見つめ返す。
やがて鉄郎はホームの端に着くが、列車は走っていく。
「メーテルー!」
線路に降り、メーテルを追いかけ走り出す鉄郎。
「メーテルー!」
鉄郎の声に気づき、客車の窓を開けるメーテル。
「鉄郎!」
必死に走りながら手を振る鉄郎。
「メーテル!メーテル!メーテルー!メーテル!メーテルー!」
ぐんぐん速度を上げ夕暮れの空へと飛び立つ999。
「メーテルー!」
今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。
今、万感の思いを込めて汽車がゆく。
一つの旅が終わり、また新しい旅立ちが始まる。
さらばメーテル。
さらば銀河鉄道999。
さらば少年の日よ。
あかん、泣ける。
明日999借りてこよう。
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