罪と罰

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ドイツのノーベル賞作家ギュンター・グラス氏が批判の的になっている。
氏が『ナチス親衛隊に所属していた。』という過去を告白したせいだ。
独与党の保守キリスト教民主同盟の文化専門家ウォルフガング・ベルンゼン氏はグラス氏にノーベル文学賞の返還を要求。

あー、納得のいかん話だ。
確かにナチに所属してたってのは褒められた話じゃない。
でもそれで『賞を返せ!』なんておかしかないかい?
グラス氏が『ノーベル平和賞』もらったんなら、そりゃ返すべきかもしれん。
でも『文学賞』だろ。
平和とかそんなん一切関係ないですやん!
作品と作者の人格は別物だよ。
崇高な人格者だからって、素晴らしい作品が作れるわけじゃない。
むしろその逆の様な気すらする。
芥川龍之介は晩年精神を病んでいたし、太宰治なんか人格破綻者もいいとこだ。
ダリは変人だったし、ゴッホもイっちゃってた。
それでも彼らの作品はいまだに輝きを持ち、多くの人から愛されている。
作者=作品じゃないのだ。
それでもグラス氏から賞を取り上げたいんなら、戦争に行った事のある受賞者全員から取り上げろよ。
戦争に善悪は無いだろ。
どっちも同じ穴の狢だよ。

グラス氏は告白の後、「やっと『過去』を口にできた」と話した。
話すことでこういう騒ぎになるのは分かってたはずだ。
でも話した。
隠し通せば今の地位は守れたのに話した。
そこにどんな葛藤があったかは本人じゃないから分からない。
だけど真実を口にした老人を必要以上に責め立てるのは違うという事だけは分かる。
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このページは、GAUCHEが2006年8月14日 12:46に書いたブログ記事です。

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