いよいよ秋の気配も濃くなってきた。
殺人的な日差しは影を潜め、木々は装いを変える。
だが俺のたぎる血はいっこうに冷める様子も無い。
全身の血が騒いで仕方がない。
狩りだ!
獲物を狩れと体の奥底から声がする。
その声を抑え込もうと必死の努力をするが、声は俺を嘲笑うかのように日増しに強くなる。
「狩れ!狩れ!」
「狩り尽くせぇぇぇぇぇぇぇ!」
そして今日、押し留めていた欲望が決壊した。
「ハハハハハ!」
山へと駆けていく俺の体中の細胞は歓喜に満ちていた。
筋肉が待ち切れぬかのようにピクピクと細動する。
骨は軋み、不気味なメロディを奏でる。
「一体俺は何を我慢してたんだ。もうすぐだ、もうすぐイヤになるぐらい奴らの肉をほふってやる!」
やがて俺は狩り場にたどり着いた。
一歩踏み入れる。
「む?獲物どもめ、姿を見せやがらねえな。」
えじきを求め森の奥へと進む。
一歩、また一歩と進むたびに俺の興奮は増していく。
やがて辺りの気配が変わってきた。
「ククク、いやがったぜ。」
よだれがこぼれそうになってるのに気づき、口をふさぐ。
そこには何も知らない哀れな生け贄どもが群をなし、のんびりと日光浴をしていた。
「まだだ。ここで慌てちゃ、全てがご破算だ。」
コキコキと指を鳴らし木陰からじっと機会をうかがう。
風向きが変わった。
「・・・・・今だ!」
稲妻の如き俊敏さで飛びついた俺は獲物をつかむと、一息に鋭い歯をその肉に突き立てた。
ブシュッ!
ほとばしる体液。
俺の爪と口はそれでベトベトになっていた。
舌なめずりをして、もう一口かじりつく。
「甘~~~~~~~~~い♪」
梨☆サイコー♪
今日の画像(→画板)
①狩りの前の腹ごしらえ。
ちょい崩れたオニギリはもちろんG作。
②何も知らない獲物ども
③容赦無く獲物の生皮を剥ぐキツネさん。

コメントする