今日も何とか仕事を片付けた俺は個室で独りくつろいでいた。
「やれやれ、タフな一日だったぜ。」
そんなことを言いながらゆっくり煙草をふかす。
煙が肺胞に染み渡って行くのが心地良い。
銘柄は『Marlboro』。
ヤンキーが作ったにしちゃなかなかの物だ。
無人島に三つだけ物を持って行けると言われたら迷わずコイツを入れるだろう。
そんなとりとめも無いことを考えながら手を伸ばしたその時、俺は重大な事実に気がついた。
「もしも『運命の神』なんて者が居るとしたら、そいつをブン殴りに行きたい気持ちだゼ。いつだってこの俺にヘヴィな試練を与えやがる!」
嫌な予感を感じながら伸ばした手の先に、ゆっくりと視線を移した俺が目にした物は、カラカラと空しい音を立てるトイレットペーパーの芯だった...。
人生で今日ほど家族が居て良かったと思う日はありませんでした。
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